2010年2月アーカイブ

アマゴという川魚をご存知ですか?

 

たぶん、ヤマメなら聞いたことがある方は多いかもしれません。

 

川の上流部、水のきれいな渓流に棲む、それはそれは美しく魅惑的な魚です。

 

天然ものでいいますと、神奈川県西部を流れる酒匂川(さかわがわ)以東に棲息するのが

 

ヤマメ(山女魚)、以西がアマゴといわれています。

 

アマゴ普通サイズ.jpg

アマゴの特徴は、写真のように朱点があること。ヤマメにはありません。(↑は塩焼きサイズ)

 

漢字を見ただけで、どれだけ魅力的な魚かが伝わってきますよね。私なんかは、魚のなかでは

 

一番いろっぽい?と思ってます。

 

伊豆は境界に近いので両方いますが、やはり以西ということでアマゴの方が多いようです。

 

ところでこの魚、食べるととてもおいしいんです。

 

だけどものすごく警戒心が強く、釣るのはけっこう難しい!

 

この気難しい魚を、より難しく毛鉤で釣るフライフィッシングは、なかなか奥の深い釣りで、

 

一度はまるとなかなか抜け出せません。大きくなっても30センチ越すくらいで、このサイズを越す

 

尺物を釣上げたら、3年から5年は自慢できるかなあ!

 

(下の写真は、10年ほど前にある川で、私の毛鉤にヒットした尺アマゴ。普通はリリースするの

 

ですが、一人だったので誰も信用してくれないと思い、泣く泣く持ち帰った、頬ずりしたくなるくらい

 

きれいなアマゴちゃんでした。その川で釣り人に聞くと、ここではイワナしか釣れないといっていたので

 

余計びっくり。アマゴちゃんには悪いことしてしまいました。ゴメンナサイ、10年経っても自慢してますネ。)

 

釣りは3月に解禁!釣り人の春は渓流釣りの解禁とともにやってきます。

 

尺アマゴ.jpg

スミマセン、前置きが長くなりました。本日(2/1)、このアマゴを春の会席料理に使おうと、ホテル

のひと山向こうにある下山養魚場に行ってきました。

まさか釣ったアマゴを仕入れる訳にはいかないので、ここは養殖物を。

 

多分、アマゴの押し寿司あたりが手始めになると思います。サケ科の魚ですが、サケ特有の臭いは

 

なく、とても食べやすい上品な味。

 

伊豆の清流ということで山葵とはゴールデンコンビになりそうです。楽しみにしていてくださいネ。

 

 

下山養魚場はもともとワサビ農家さん。きれいな川の水がふんだんにあるので、↓こんな感じで

 

ニジマスやアマゴの養殖をしています。

 

 

養魚場1.jpg 

生簀のなかを覗きこんでみると、何と体長60センチくらいのでっかい魚が回遊してます。

生簀.jpg

普通だったらこれはこれはニジマス?と思うのですが、これは巨大なアマゴなんです。

 

巨大アマゴ.jpg

 サケ科なのでアマゴのなかにも海に降りてまた川にのぼってくる殊勝なヤツもいます。それがサツキマス。

サツキマスならこのサイズは納得できます。ちなみに超高級魚で食べることはまずできません。

 

(ヤマメの海降型はサクラマスと呼ばれます。参考までに。)

 

でもこれは海に降りないで巨大化する天城の大アマゴ。刺身で食べると実に旨いとか。

 

これも何とか、会席料理のお造りに入れてみようと料理長にお願いしてます。

 

本日、サンプルとして1尾いただいてきましたので、味見が楽しみです。それも本ワサビをつけて。

 

 

ではどうしたら、海に降りないで巨大アマゴができるのでしょう?

 

餌に工夫がある訳でもなく、一言でいえば、養殖技術の進歩が成せる技だそうです。

 

バイオと技術といえばいえるのですが、遺伝子を操作しているわけではないのでご安心ください。

 

 

伊豆に来て、アマゴを釣ってみたいと思ったら天城の浄蓮の滝へ。ここには自然の地形を活かした

 

管理釣り場があります。下山さんが管理しています。ニジマスはだれでも釣れますが、アマゴは

 

手強いです。悔しい思いもするはずですが初心者でも絶対に楽しめます。

 

詳しい情報は、こちらをご覧ください。ファミリーにもグループにもお勧めです。