軽井沢記者: 2008年8月アーカイブ

軽井沢八月祭2008~その1

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小LOGO b2.gif  軽井沢八月祭

~KARUIZAWA ARTS FESTIVAL 2008~

 

軽井沢の芸術祭となった「軽井沢八月祭」が、今年も8月16日(土)~22日(金)の6日間開催され、大賀ホールで国内外の演奏家たちが26公演を行いました。

昨年第1回の成功もあり、早くも"軽井沢の顔"となったこのイベントを、ご紹介します。

 

ホール外観.gif  

 駅から徒歩5分ほどの矢ヶ崎公園、池のほとりにある軽井沢町"大賀ホール"。

ここがメイン会場となり世界でも名だたる演奏家たちがクラシック音楽を奏でます。

また、軽井沢を中心とし近隣(軽井沢~御代田、上田市)の美術館、教会、学校、病院、ホテルなどのさまざまな施設を会場として、ハイレベルな若手演奏家が、多くの聴衆のために音楽を届けてくれるというフェローシップ・プログラム『街と森の音楽会』も、各地で開催されました。

 

 

メイン会場の大賀ホール、リサイタル・シリーズの写真をいくつかご覧ください。

十文字美信プロデュース写真展「演奏家たちの顔」より、画像を拝借しました。

こちらは、17日(日)の演奏で尺八演奏家の藤原道山さんと筝曲演奏家の

遠藤千晶さん。都山流本曲の古典から唯是震一作曲「無伴奏尺八組曲」や

自作の曲まで披露されました。

藤原道山(田中良知).gif

©KARUIZAWA ARTS FESTIVAL2008 photo by Yoshitomo Tanaka

 

18日(月)公演されたモノオペラ「幻想のルチア」のワンシーン。

国内外のイタリアオペラ等で好評を得ているソプラノの佐藤美枝子さん。

'98年チャイコフスキー国際コンクール声楽部門で日本人初の第1位を

受賞され世界の注目を集めたオペラ歌手です。

ピアノは華麗な演奏で魅了する河原忠之さん。

佐藤美枝子(田中良知).gif

 ©KARUIZAWA ARTS FESTIVAL2008 photo by Yoshitomo Tanaka

 

21日(木)22日(金)と「TWO DAYS PIANO」と題して、2日間ピアノのリサイタルがあり、

圧巻は最終公演のフィナーレ。4台のピアノによる祭典でした。

ホール客席夜1.gif

こんな感じで準備が整い...夜、徐々に観客たちが集まってきます。

最後の最後のアンコール!演奏者たち全員で弾いてくれました。

思わず、胸が熱くなり、割れんばかりの拍手、拍手!

画像左手から、菊池洋子さん、マルクス・パヴリックさん。

河村尚子さん、若林顕さん。野平一郎さん。伊藤恵さん。

演奏家のみなさんありがとうございました、そしておつかれさまでした!

ピアノの祭典(田中良知).gif

               ©KARUIZAWA ARTS FESTIVAL2008 photo by Yoshitomo Tanaka

 

来年も再来年もずっとずっと「軽井沢八月祭」は続きます。

軽井沢をヨーロッパのザルツブルグのように、いつでもどこでも音楽が

流れているような、そして芸術があるような町であるといい、

というコンセプトで始められたからです。

人出の多い8月とはいえ、軽井沢はおもてなしにアートをと考え始めたようです。

どうぞ来年の「軽井沢八月祭」、たくさんのリサイタルを聴きにいらしてください。

www.karuizawa8.com

次回のブログは、八月祭その2としてフェローシップ・プログラム「街と森の音楽会」

についてアップいたします。ホテル中軽井沢のラウンジでも

素晴らしい若手の演奏会がありましたので、その模様など。

軽井沢町の風景~晩夏

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なんだか今年の軽井沢は地元住民も驚くほど、蒸した気温の高い夏でした。

おかげで爽やかな夏に慣れている我々はちょっとぐったり。

でも、やっと朝夕秋の気配となり、なんとなく景色も晩夏。

胸キュンとなるようなロマンティックな景色ももうすぐそこまできています。

今回は夏の名残の景色を少し紹介いたします。

 

景色・野原 003.gif

 

ここは軽井沢でも南の位置にある休耕田です。

野原となっているため四季折々の風景が楽しめます。

朝の散歩に野の草摘みをされている親子連れなど見かけます。

野鳥やキツネ、鹿も家族で出てきます。

 

 

景色・蕎麦畑 005.gif最近、地主さんでしょうか耕していると思ったら、あっという間に白い畑に。たぶん蕎麦でしょう。

真っ白なじゅうたんです。

見方によっては北海道のようにも見えます。

 

 

 

 

 

景色・赤つめ草 009.gif         

ピンクの赤詰草(あかつめくさ)、小さい頃、女の子たちは編んで冠とかにしませんでしたか?

黄色の小花は小車草(おぐるま)でしょうか。間違っていたらごめんなさい。ほかにはアザミや

春紫苑(はるしおん)やら、かわいらしい野の草が自然と咲いています。

それでも、むげには採らずに、近隣の散歩者は眺めながら朝夕に楽しんでいるようです。

 

  景色・サルビア畑 018.gif     景色・サルビア畑b 022.gif

この花畑は、ホテルから少し行ったところの町道沿いです。奥にはとうもろこし畑があり、手前を何と一面のサルビア畑にしています。

車で通ると、真っ赤に鮮やかな景色が目に飛び込んできます。

軽井沢~佐久市一帯では、作物畑の脇を花畑にされている農家が多く、雑草除けでもあるそうですが、とてもなごやかな道の景色を作ってくれています。感謝!

   景色・アメリカ芙蓉 025.gif   景色・庭全景 026.gif

サルビア畑の横には、アメリカ芙蓉、別名、草芙蓉。7月19日の誕生花だそうで、その花言葉は「日ごとの美しさ」だそうです。

7月19日生まれの方、いいですね~うらやましい。 

景色・雲 033.gif  

  軽井沢の晩夏の青空! 広い広~いですよ!

  これからは静かな秋が待っています。

避暑地・軽井沢だけでなく、四季のいろいろな町の顔をアップしますので、

たくさんの季節を見にいらしてくださいね!

 

 

 

 

この728日より公開されている、「軽井沢タリアセン」内に移築復元された旧朝吹山荘「睡鳩荘(すいきゅうそう)」を、軽井沢観光協会会長の藤巻進さん(タリアセン取締役)のご案内で、ゆっくりと観てまいりました。

 

 

 

リビング全景2 010.gif「睡鳩荘」は大正期の実業家・朝吹常吉氏の軽井沢山荘で、二手橋さきの段丘に昭和6年(1931)、米国の建築家ヴォーリズの設計で建てられた最上質の建物のひとつです。

暖炉上の壁の飾りは「馬かもしかの頭は、蜂須賀侯爵がアフリカで狩猟されたもの」とあります。

                                (「私の軽井沢物語」朝吹登水子・著より)

 

リビング2 ティーテーブル 037.gif朝吹家長女といえば、作家でフランス文学の翻訳家の朝吹登水子さん(1917~2005)です。 

フランソワーズ・サガンのデビュー作「悲しみよこんにちわ」からずっとサガンの翻訳をされ、また、ヴォーボワール(作家・哲学者)の翻訳家としても有名です。

 

お父上の常吉氏より山荘を引き継がれ、多くの文化人のサロンになったそうです。

 

 

リビング3暖炉 038.gif

 

 

リビングホールにある大型の石積暖炉。

浅間石のアーチ。その上のどっしりとした木製の棚。

 

建築家ヴォーリズにとっての暖炉は、日本の和室の床の間のような存在だったらしいのです。

 

 

リビング5天井灯り 050.gif  

太い梁を渡した天井の、このやわらかい灯りのもと、

聞こえてくるのは、暖炉の薪の時おりはぜる音と、風の音だったんでしょうか。

 

ヴォーリズの階段 013.gif  

ヴォーリズといえば、階段だそうです。

幅広の面積がとられ、緩やかなのが特徴。

何ともいえず美しくて品のある階段なのです。

自然とのぼっていきたくなるような、設計上の工夫がされています。

 

2Fテラスから湖 020.gif

2階にはいくつか部屋があり、奥の部屋はテラスがあり明るく開かれています。

元もとの場所は矢ヶ崎川沿いでしたが、今はタリアセンの塩沢湖が眺められます。

外国の避暑地のような景色です。

クリスタル・ドアノブ 029.gif

 

 

各部屋のドアノブはクリスタル。

プラスティックではありません。

 窓は分銅を仕込んだ上げ下げ式。

そんな風に、そこかしこに当時の外国製の細工がほどこされています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1Fテラス 006.gif 

1階部分のテラス。ここで読書をしたり、朝吹登水子ご夫妻でティータイムを楽しんだり...そういう雰囲気です。

ヴォーリズは睡鳩荘だけではなく、軽井沢のなかで多くの素晴らしい西洋建築を残しました。

ほかの建物については、秋の紅葉の景色でもご紹介しながら、またアップしましょうね。

 

「軽井沢タリアセン」は、ホテル中軽井沢からお車で数分。3~4キロの距離なのでサイクリングでも行かれます。        www.karuizawataliesin.com

また7月19日(土)~9月10日(水)まで、軽井沢町歴史民俗資料館(0267-42-6334・離れ山麓)では、

「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展~理想の居場所をつくる~」と題して、特別企画展が開かれています。

明治・大正・昭和の軽井沢避暑地をつくったヴォーリズの資料が多く展示されています。

8月31日(日)13:30からは資料館で、上記企画のイベントとして、

「軽井沢のヴォーリズをめぐる散策会」(定員になり次第〆切り)が催されるそうです。

 

避暑地・軽井沢のイメージがどのように作られてきたか、ご自分で歩きながら観て感じるのも、

また軽井沢の遊び方なんですね~。