6月に入って伊豆ではアジサイの花もちらほら咲き始めました。
アジサイというと、私たちがイメージするのは、実は西洋アジサイ。
日本固有のガクアジサイが18世紀にヨーロツパに渡り、
あちらで品種改良されたものが逆輸入されて広まったとか。
日本のアジサイをヨーロッパにもっていったのは、かのシーボルト博士。
博士はアジサイがよっぽど気に入ったのか
学名のなかに、日本人の奥さんであるお滝さんの名前をとって、
otakusa(オタクサ)という表記を入れてしまったそうです。
これは正式に学名として採用されなかったようですが、
なかなかいい話しではありませんか。
ところで
6月1日、早速カメラをかついで訪ねてみました。
場所は伊豆海洋公園。日本のスキューバダイビングの歴史を語る上では、
絶対に欠かせない場所です。
今でもダイビングスポットとしては有名ですが、
天気のいい日は植物園としても楽しめるスポットです。

ホテルから車で約30分。伊東駅からもバスが出ています。
写真をご覧いただくとわかるように、アプローチは椰子の木並木。
伊豆ってやはり南国なんですね。改めて実感しました。

園内は、ブーゲンビリヤやハイビスカスなどが鮮やかに咲き、オーストラリア原産のブラシの木とか南方系の植物が目立ちます。
さらに、海を見渡せる展望台や運が良ければ沖合いに泳ぐイルカも見れる(もちろん望遠鏡でですが)「イルカ展望台」なんかもあります。

このあたり一帯は、うたにも歌われた「城ケ崎海岸」。大室山の噴火で溶岩が流れ
海で溶岩が冷やされてできたリアス式海岸です。岸壁は柱状節理。よく見ると岩が海から生えているようです。
余談になりますが伊豆高原は溶岩台地。その上に雑木林ができました。
地面をほるとすぐ石なので、幸いにも杉やヒノキの針葉樹はあまり植林されなかったようです。
ですから、海がすごく豊か。
実は、海と山は独立しているようで密接に関係しています。
健全な山があるところに豊かな海があります。それで魚が棲みやすく魚種が多いのです。
海洋公園がダイビングのメッカとなり得た訳は、このあたりにも理由があると思います。
(最近の研究では、山から流れてくる鉄分が海の生き物には必要だということがわかってきました。)

話を本筋に戻しましょう。
アジサイ園は日陰の斜面を使って作られていました。
まだまだ花はこれからですが、日本国内より約200種3,000本のアジサイを集めて植栽したそうです。
小さくてわかりにくいかもしれませんが、撮影したアジサイを標本風にレイアウトしてみました。
とても繊細で日本的だと思いませんか?
なんと9月まで楽しめるということでした。

さらに園内には手作り体験工房もあり夏にはプールも営業!お子様連れでも楽しめます。
また、駐車場近くには有名な吊り橋まで歩いて行けるピクニカルコースの入口もあり、
伊豆の自然の醍醐味を味わえるウオーキングも可能です。
夏前なので伊豆の海はとても静か。
伊東に来たら是非足を伸ばしてみてください。
伊豆海洋公園のホームページはこちらをご覧ください。