「田楽」ときいて「味噌」と連想した人は"ブーッ"です。
(本当は関連ありますが、ここではさておいて)
能や猿楽、歌舞伎ほどメジャーではないので見たことのある人は少ないと思います。
それでは「田楽」とは?
伊東大田楽のHPによりますと、平安時代に生まれ、田仕事のための即興的な労働歌や踊りから発生し、田植えや農耕儀礼などの際に行われた神事へと発達した民間芸能。五穀豊穣を願って笛や太鼓を鳴らし、あぜ道で舞い、行進したのが始まりとされているそうです。鎌倉時代末期から室町時代前期にかけて日本各地で大流行し、公家や武士、庶民の別なく愛好されました。
また、美麗な飾りを身に着け、囃子や歌謡に合わせて舞う「田楽法師」というプロ集団も現れ、座を結成して全国を渡り歩き、興行したようです。ところがです、室町中期には世阿弥による猿楽能の完成によって、田楽は忽然と姿を消したのです。何故消えてしまったかは謎だそうです。


この田楽を、若くして急逝した総合芸術家の野村万之丞氏が、僅かな資料や文献を元にワルツやサンバといった西洋のリズムをとりいれ、平成になって「大田楽」として現代風に甦らせました。
伊東では今年で11回目を数え、150人の

会場はオレンジビーチ横の渚公園。「田楽」だけど海をバックに、さらには(写真は撮れませんでしたが)打上花火をバックに上演するというのは伊東ならではです。
昨年から何と、女優の松坂慶子さんも出演!
(何故出演するようになったかもここでは省きます。)
椿女(つばきめ=巫女さんですが、椿は

(これはオープニングの画像ですが)
行列の二番目に歩いているのが松坂さんで、生・松坂さんはさすがにきれいでした。
その後は中央で座っているだけでしたが、絵になってました。
さらに、伊東ならではのものとして一輪車も登場します。子どもたちが、ここぞとばかりに活躍する場面です。

そして、そして、後半になるとさらに見せ場があります。
若い男の子や女の子がとんぼを切ったり、バック転をしたりとアクロバット芸も。

(この高さが、実は田楽の特徴だそうです。興味ある方はhttp://japan.park.org/Japan/DNP/MTN/MN/dengaku/dengaku1.html
をご覧ください。)
最後はまた花火が上がり、幕を閉じました。
「五穀豊穣」を祈ってと先に記しましたが、伊東大田楽の現代的意味は
①「市民が一つになること」、②「平和祈願」、③「伊東の地を清め、人がたくさん来るように」等等
写真を撮りながら、なんとなく考えました。
伊東というと夏の花火が圧倒的に有名で集客力があります。
しかし、このような文化的な行事も11年も続けています。
来年も9月にやるはずなので、是非見に来てください。












